「わからない」を「わかりたい」に変えるには?

「自分と違う」人に優しくできますか?

およそ25年にわたりダイバーシティ推進というテーマに向き合ってきたジャーナリストの野村浩子さんが、組織内のコミュニケーション改革に挑む人たちの取り組みを「対話」のあり方に焦点を当ててまとめた「ガツンとくる」一冊です。

メルカリ、キリンHD、東急電鉄、ソニーグループ、サントリーHDなどの事例、登場する人々の言葉から、組織をよりよくしたいと日々苦心する人たちの背中を押してくれます。

第2章「『対話』を促す仕組みづくり」では、「グローバル時代は『CQ』をもとにした対話力が欠かせない」のテーマで、CQラボ主宰の宮森千嘉子がCQを紹介。

異なる国の人とのコミュニケーションに必要な「メタ認知」や「対話スタイルの使い分け」の必要性、そのベースとなるホフステードの「6次元モデル」を詳しく解説しています。その上で日ごろからCQ力を高めるためのポイントを紹介。「外国人のメガネをかけてみて、判断を保留する、自分の中でシミュレーションしてみる」など、明日からでも活かせそうなヒントが満載です!

新たなスタートの季節。心機一転チャレンジするエネルギーを与えてくれる一冊としてお勧めです。

異なる人と「対話」する 本気のダイバーシティ経営

野村 浩子 著