『ニッポンの外で見つけた「新しい働き方」の物語』をCQで読み解く特別対談 開催レポート

海外赴任者が最初に直面するのは、言葉より「文化の違い」。本セミナーは、『ニッポンの外で見つけた「新しい働き方」』の著者が実際に経験した“失敗と気づき”を題材に、異文化理解モデル CQ(Cultural Intelligence)×ホフステード6次元を使って、「どう考えれば良い?」を具体例で解き明かしました。

CQラボシニアパートナーの田代礼子さんと認定アソシエイトで『ニッポンの外で見つけた「新しい働き方」の物語』著者の馬場勝男さんがリアルな「海外赴任あるある」を理論でスッキリ整理しました! 対談内容をご紹介します。

海外赴任をきっかけに成長する、日本人管理職の物語

 

『ニッポンの外で見つけた「新しい働き方」』は、パワハラ気質の若い日本人管理職が、海外赴任をきっかけにいろんな文化に触れて成長していくストーリー。

内容の多くは、馬場さん自身の経験や見聞きした実話をベースにしています。後半では、日本に戻ってきた主人公が、日本の課題に向き合いながら新しい考え方で解決していく、という流れになっています。

執筆のきっかけは、CQ(文化的知性)の認定アソシエイト講座の中で「クリティカルインシデント」という、文化の違いによる出来事を両方の視点から考える学習。楽しみながら学べる“エデュテインメント”として、読んでいるうちに自然と異文化理解が進むような本にしたいと考えて作りました。

 

誰も悪くない 文化による「当たり前」の違い

 

文化の違いで起きるトラブルは、誰かが悪いわけではありません。例えば、日本人は時間を守るのが当たり前ですが、曖昧さを許容する文化では時間を守ることは当たり前の行動ではありません。

それぞれが自分の文化の中で「当たり前」の行動をしているだけで、悪い人はいないのです。

対談では、日本とインドネシア・日本とインドの実際に起こったエピソードを紹介。ホフステード博士の6次元モデルから、なぜトラブルが起こってしまったのかを紐解きました。同時に、どうすればトラブルを解決できたのか、田代さんと馬場さんが提案しました。


文化の違いは神話やおとぎ話から学べる

 

執筆にあたって、編集者から「神話のように、不完全な主人公が冒険して成長して戻る構造にすると良い」というアドバイスがあったことから、本書は主人公をかなり極端なパワハラ上司にして、成長していくストーリーになっています。

各国の神話やおとぎ話の中には、その文化の価値観が表れています。ストーリー形式にすることで、自然に文化理解が進むのです。

本書からは、エンターテインメントとして楽しみながら、「誰も悪くない」「文化の違いなんだ」という視点を学べるのではないでしょうか。

 

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一般社団法人CQラボは、ホフステードCWQの日本オフィシャルパートナーとして、カルチャーに関してトータルな学びを提供しています。CQ®(Cultural Intelligence)とは…「様々な文化的背景の中で、効果的に協働し成果を出す力」のこと。CQは21世紀を生き抜く本質的なスキルです。Googleやスターバックス、コカコーラ、米軍、ハーバード大学、英国のNHS(​​​​国民保険サービス)など、世界のトップ企業や政府/教育機関がCQ研修を取り入れ、活用されています。

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