ナレッジ講座 基礎コース 徹底解剖!
2024年11月27日と12月4日に、CQラボが主催するナレッジ講座・基礎コースを開催しました。
オンライン形式で行われたこの講座には、全国各地からCQ(異文化適応力)に興味を持つ参加者が集まりました。
本講座では、CQとホフステードの文化次元の基本的なナレッジを、わずか3時間で理解することができます。
参加者同士の活発な意見交換を交えながら進行し、大変充実した時間となりました。
当日の流れ
チェックイン
文化がもたらすアンコンシャスバイアス
CQとは?文化とは?
ホフステードの文化次元モデルの解説
自身のCWQスコアを用いた文化的志向の分析
文化次元の組み合わせについての学習
日本の文化的特徴の考察
ナレッジの活用法を考える
チェックアウト
講座の内容を詳しくご紹介!
講座の参加者にはマスコミ・PR関係者、研修講師、コーチなど、多様な職業の方々が集まりました。
まずはチェックインとして、自己紹介を通じて、講座への期待やCQを学びたい理由を共有し、具体的にどのように活用したいかについて熱い議論が展開されました。
また、冒頭では「文化が自分の見方にどのように影響を与えているか」を体感するアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)に気づくワークも実施。
「自分の見方に文化の影響がこんなに大きいとは思わなかった!」という驚きの声が多く寄せられました。
CQとホフステード博士の6次元モデルについてインプット
CQとは?
CQ(Cultural Intelligence)は、「自分と考えが異なる人々と効果的に協働する力」のことです。
CQは4つのケーパビリティで構成され、誰でも開発可能なスキルです。
講座ではCQや文化の概念を、多彩なビジュアルや具体的な事例を通じて深く理解します。
6次元モデルとは?
ホフステード博士が提唱した文化次元モデルの概要を学び、参加者自身の経験と結びつけながら理解を深めました。
ホフステードの文化次元を、豊富なビジュアルや具体的な事例を通じて実感しながら学びます。
ホフステードCWQアセスメント結果を基にした対話
事前に受検したCWQアセスメントのスコアを匿名で共有。
自分のスコアと日本人の平均値を比較し、大きく異なる点を発見することで驚きと新たな気づきが得られました。
グラフによる可視化により、スコアがバーチャートで表示され、具体的で分かりやすい形式で対話が進みます。
参加者のCWQアセスメント結果はバーチャートで視覚化され、新たな視点を得るきっかけとなります。
ホフステードの6次元モデルについてもっと詳しく知りたい方は、『多文化世界 違いを学び未来への道を探る [原書第3版]』G.ホフステード/G.J.ホフステード/M.ミンコフ 著 岩井八郎/岩井紀子 翻訳、『経営戦略としての異文化適応力 ホフステードの6次元モデル実践的活用法』宮森千嘉子/宮林隆吉 著 をご覧ください。
文化次元の組み合わせを学び、日本の特徴を考える
文化次元を組み合わせて分析することで、文化の複雑な特性を理解。
その後、日本社会の文化的特徴について議論しました。
日本の文化的特徴を、文化次元モデルや具体的な事例を活用して視覚的に深く理解します。
ナレッジをどう活用するかを参加者と共に考察
講座の最後には、学んだ内容を実際の仕事や生活でどう活用できるかを参加者全員で考え、実践的な学びにつなげました。
動画やスライドを使って、「異文化」への対応の現状や、CQを学んで得られること、どうすれば4つのケーパビリティを高めて異文化に適応していけるかなどを学びます。
そして、ホフステード博士の6次元モデルのうち、集団主義・個人主義、権力格差、不確実性の回避・曖昧さの許容、達成志向・生活の質志向の4次元について、特徴を説明。同時に、参加者に自身がこれらの次元の違いを感じた経験についてシェアしました。
参加者のCWQアセスメント結果は、課題に応じた次元の組み合わせで可視化され、それが新たな対話を生み出します。
自分とは異なる他者を知り、仕事や実生活で活用できる
最後に、講座参加者にうかがった感想・ご意見を紹介します。
- CWQアセスメントについて:
「自分のスコアが日本の平均値と真逆であることに驚きました。これまでの経験や違和感が文化次元の理論で裏付けられ、すっきりしました。」
「CWQを活用して自分の研修に役立てたいので、CWQ認定資格取得を目指したいと思います。」 - 講座全体について:
「自分が無意識のうちに文化の影響を受けていることに気づかされました。」
「文化は国だけでなく、地域や職業、組織にも影響を与えることを実感しました。」
「これからのリーダーにはCQ力が不可欠だと痛感しました。」
今後の開催予定
以下の日程で同じ内容の講座を開催予定です。
各回ホフステードCWQアセスメントと修了証付きです。
- 2025年1月8日:詳細・申込みはこちら
- 2025年2月19日:詳細・申込みはこちら
- 2025年3月19日:詳細・申込みはこちら
【こんな方におすすめ】
- 多様性を組織に取り入れたいマネージャーや人事担当者
- 組織的視点をコーチングに活かしたいコーチ・コンサルタント
- マーケティング戦略に多文化的視点を取り入れたい企画担当者
- アジャイルな組織を目指すリーダー
- 教育関係者、NPO関係者、子育て中の親御さんなど、多様性に関心のある方
- 自身の文化的傾向や無意識のバイアスに気づきたい方
詳細・お申込みはこちらから
一般社団法人CQラボは、ホフステードCWQの日本オフィシャルパートナーとして、カルチャーに関してトータルな学びを提供しています。CQ®(Cultural Intelligence)とは…「様々な文化的背景の中で、効果的に協働し成果を出す力」のこと。CQは21世紀を生き抜く本質的なスキルです。Googleやスターバックス、コカコーラ、米軍、ハーバード大学、英国のNHS(国民保険サービス)など、世界のトップ企業や政府/教育機関がCQ研修を取り入れ、活用されています。
▶CQラボ代表理事 宮森千嘉子の異文化理解についての講座をこちらから1週間無料で視聴できます
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