CQ LAB 違いに橋をかけ、違いをパワーにする

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& FAQ

FAQ

コース参加について

もし講座を欠席した場合、キャンセル・返金はできますか?

講座を欠席された場合は、講座の翌日以降に学習プラットフォーム上に公開される動画とダウンロード可能な資料で十分に復習をして頂けます。もし講座内容に関してのご質問や講座のフォローアップが必要でしたら、随時メールやオンライン会議室で個別に対応させて頂いています。ぜひお気軽にご相談ください。講座お申し込み後のキャンセル・返金は基本的にしておりません。

コースにはどのようなものがありますか?

CQの入り口としてCQナレッジを中心に学んで頂く入門コースと、CQをより深く学びCQ戦略・CQアクションに結び付けて頂くための実践コースがあります。実践コース修了の方については国際的な資格であるホフステードCWQの認定アソシエート(Certified Associate)取得コースに参加する道も開かれます。詳しくはコース概要を参照ください。

公開講座には、どのような人たちが参加していますか?

講座にはビジネスパーソン、NGO・NPO関係者、教育関係者、主婦の方、ボランティア活動されている方など、あらゆる立場・年齢層の方が参加されています。海外経験の有無や経験・立場の違いをむしろ豊かな多様性と捉え、積極的に対話し学んで頂いています。(なお、当公開講座は日本語で行われます)

海外経験がありませんが、受講しても内容についていけますか?

文化とは? ですが、ある集団と他の集団を区別するマインドのプログラミング、と言われています。ですから文化の違いは国レベルはもちろんですが、日本国内でも地域、会社、などあらゆるところに存在します。 その文化の違いを紐解くきっかけとしては、最適のセミナーと思います。

CQについて

今東京の事務所で外国人スタッフとチームを組んでますが、CQはその場でいかせるのでしょうか?

事務所内ではすでに、日本文化と外国人スタッフ固有の文化が存在しています。セミナーでは、そのような状況で、両方の文化の違いを理解し、互いに受け入れ、そして文化の違いへの適合をすることが可能となるようなカリキュラムを組んでいます。チームの活性化には多くの学びを得れるセミナーと思います。

私は個人的にも仕事上でも外国に関わりがありませんが、CQはどの様に役に立ちますか?CQで扱う『異文化』とは国の違いではないのですか?

CQ(異文化適応力)と聞くとどうしても「外国の文化」を対象に捉えがちになりますが、「文化」とは私たちが生きる中で複数属している「集団が共有する『やり方・パターン』」を差します。例えば私たちはジェンダー、世代、職種、地域など様々な集団に属しており、私たちは日々、自分と相手の属する集団の違いにより、様々な「違い」を経験します。CQではこの「違い」を「異文化」と捉え、それらと「協働」していくための普遍的な学びを提供しています。

ジェンダーや世代などの国内の多様性について知るためになぜ国の文化の違いについて学ぶのですか?

公開講座はCQの4つの力をバランスよく身に付ける内容になっており、その内CQナレッジ(知識)ではホフステード博士の6次元モデルを中心にしたフレームワークを提供しています。国の文化は最も私たちの価値観・信条に大きな影響を与え、私たちは生まれて12歳ころまでに無意識に家庭・学校・周りの環境を通して国の文化に社会化されます。CQの学びの原点は、この「自分が持っている文化の影響」を自己認識することです。自己認識があった、初めて他者認識や相手の視点を通したものの見方(文化相対主義的)ができるようになります。

文化が違っても同じ人間なので普遍的な価値観があるはず。それを共有することが大切なのでは?

公開講座では自己認識のツールとして「CQコンピテンシーの発達段階」を学びます。CQの世界観は大きく分けて「自分の文化的価値観を通して相手を見ている段階(自文化中心主義)」から「他者の文化的価値観を通して自分や他者が見れる段階(文化相対主義)」の2つがあります。自分の目から見た価値観を「人間共通の普遍的なもの」と捉える段階は「最小化」の段階と呼ばれ、前者の自文化中心主義の段階になります。CQの学びを深めることで、文化相対主義的な見方、それを使ったストラテジーを身に付けることを目指します。

CQの発達段階を上げるには、自分と異なる価値観を受け入れないといけないのですか?

CQの学びを深めると、他文化の視点(価値観・信条)から現象を見ることができるようになります。しかしそれは、かならずしもその価値観を「受け入れ、自分も同じ価値観を持つ」ということではありません。むしろ相手の視点を深く理解・尊重しながら、それを活かして「違いに橋を架け」、より高度な目的を果たすための強力なストラテジーを立ててアクションにうつすためのコンピテンシー(能力)を身に付けることになります。

CQとEQはどう違うのですか?

“EQ(Emotional Intelligence Quotient)は「心の知能指数」とも呼ばれ、自分や他者の情動を表したり、認知、制御したりする力のことです。「ビジネスでの成功要素は必ずしもIQ(知能指数)ではなく、対人関係能力に関連している」という結論から、アメリカの心理学者、ピーター・サロイ氏とジョン・メイヤ―博士によって1990年に提唱され、作家のダニエル・ゴールマン氏が1995年出版した「Emotinal Intelligence」により世界的に知られる様になりました。

一方で、CQ研究の第一人者であるデービッド・リバモア博士は以下の様にCQとEQの関連について述べています。

「自文化の中で対人関係を築くという意味ではEQは重要な能力であり、CQの第一歩になります。しかし人間の感情は普遍的な面がある一方で、それをどう表現するか(いつ表現するのか、隠すのか強調するのかなど)は文化により異なる形で学習されます。それを乗り越えて円滑な人間関係を築くにはCQが必要になります」
人間関係のカギとなる感情表現、時間、上下関係、紛争の解決、男女の役割などの価値観は文化により大きく異なります。文化の違いを乗り越えて協働していくにはEQに加えてCQが必要となるのです。”

ホフステード6次元モデルについて

ホフステードの文化次元のスコア(数値)はどうやって計算されるのですか?

ホフステードの文化次元のスコアは、1967年~1973年のホフステードの初期調査以来、長年にわたり生成されたものです。ホフステードの文化次元は理論から発展したものではなく、これらの調査データに基づいて帰納的に見出されたものです。文化次元の定義や国別スコアに関する詳細は次の書籍を参照ください。「多文化世界 — 違いを学び未来への道を探る 原書第3版」Hofstede, G., Hofstede G. J., & Minkov, M. (著)、岩井八郎、岩井紀子(翻訳)有斐閣;「経営戦略としての異文化適応力 ーホフステードの6次元モデル実践的活用法」 宮森 千嘉子、 宮林 隆吉 (著)、日本能率協会マネジメントセンター

ホフステードの文化次元のスコア(数値)はどのように表示されますか?

文化次元の数値は0~100で50を中間値として示されます。経験則では数値が50以下であればその文化次元の傾向は相対的に低く、50以上であれば高くなります。個人主義(IDV)の場合は、低い数値(50点以下)は「集団主義」、高い数値は「個人主義」とみなされます。6次元モデルを使用する際は文化は「比較によってのみ存在する」ことを心に留めておくことが重要です。各国のスコアは相対的なものであり、他の国と比較して初めて、その国が個人主義的であると言えるのです。例えば文化次元の数値が43の国は、数値が28の国と比較して初めて「より個人主義的である」と見なすことができます。