日本経済新聞の記事解説 デジタルの本質を見失う日本をCQでひも解く

今日(2024/1/17)の日経の一面。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC042EV0U3A201C2000000/

変化の速さへの対応というデジタルの本質を見失う日本、その要因を不確実性回避と達成志向で解いている。

IMDの世界デジタルランキング1位は米国だが、その後オランダ、北欧が続く。

不確実性の回避が低く生活の質志向の国は、新しいことにチームで試行錯誤しながら楽しく取り組む。バルト三国、ベトナムもこの傾向。

米国、中国、インドは不確実性を厭わず達成志向、成功することがモチベーションなので失敗を厭わず顧客と共に変化に素早く対応する。

日本は不確実性を回避し完璧な達成を求めるので顧客には完璧な納品を、と考える。デジタルの本質とは真逆。

自らの文化的価値観に無知な戦略の実践はありえない。

(ホフステードモデルを日本にとの思いで10年以上取り組み、かつ、会社員時代広報の責任者を務めていた私には、日経一面に引用されるのは感慨深いが、それは物事の本質ではありません)

宮森 千嘉子

一般社団法人CQラボは、ホフステードCWQの日本オフィシャルパートナーとして、カルチャーに関してトータルな学びを提供しています。CQ®(Cultural Intelligence)とは…「様々な文化的背景の中で、効果的に協働し成果を出す力」のこと。CQは21世紀を生き抜く本質的なスキルです。Googleやスターバックス、コカコーラ、米軍、ハーバード大学、英国のNHS(​​​​国民保険サービス)など、世界のトップ企業や政府/教育機関がCQ研修を取り入れ、活用されています。

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